中等部(6年~9年)
西町中等部では、1クラス20人以下の少人数クラス編成という生徒中心の教育環境のもとで、生徒の潜在能力を最大限に引き出す教育を行っています。キャンパスが東京の中心に位置していますので、生徒は学校時間内にしばられることなく、放課後でも地域社会のさまざまな活動に勤しむことができます。
アドバイザリー・プログラム

それぞれの学年は、さらに5~9人単位の生徒による「アドバイザリー・グループ」に分けられます。生徒の出欠席の記録、生徒情報やコミュニケーションの調整といった日々の学務や連絡などは、このグループを基本単位として行います。アドバイザリー・グループにおいて、一般的な生活や学校に関する問題に対処できる自己管理のスキルならびに社会性への自覚について話し合われます。アドバイザリー・プログラムは中等部の教育プログラムの重要な構成要素と位置づけをしており、生徒の健全な成長を目指す保健カリキュラムの意図と目的を補完する目的も与えられています。またコミュニティへの責任ある貢献を促し、リーダーシップを習得する機会として、アドバイザリー・グループから西町の生徒会 StuCo へ代表委員を選出しています。
教育プログラム
中等部では2つのアドバイザリー・グループを1つのコア・グループにまとめて学年を構成しています。2010-2011学年度のコア・グループの数は6年生で3グループ、7年生と8年生は2グループずつ、9年生は1グループです。

中等部の教科は60分を1単元とした10日周期での時間割となっています。中等部6~9年生の必修科目は以下の通りです。
1.英語(各周期8時間)
2.数学(各周期8時間)
3.科学(各周期7時間)
4.社会科(各周期7時間)
5.日本語(各周期8時間)
6.日本社会科(各周期4時間)
7.アート(各周期3時間)
8.音楽(各周期3時間)
9.ドラマ(各周期3時間)
10.体育(各周期3時間)
11.保健(各周期1時間)
12.エクスプロラトリ(選択科目)クラス(各周期4時間)
日本語と8~9年生の数学では能力別のクラス編制をしていますが、その他の教科においては学力や能力がさまざまな生徒が混ざり合ったコア・グループによるクラス編制です。日本語プログラムでは生徒の言語文化背景と言語習熟度によってレベルを分類しており、8〜9年生の数学は上級またはスタンダード・レベルに分けて授業を行います。すべての教科・科目において、生徒が最も望ましい方法で学習を進めることができるように各生徒に適した指導が行なわれています。
IT利用の環境はすべてのクラスと教室で整っており、9年生には生徒につき1台のラップトップコンピュータを学習期間を通して貸与するシステムを採用しています。ビデオやメディア活用を含む総合的なアートのクラスでは、生徒にそれぞれ一台のアップル・コンピュータが提供され、アートの学習要綱に従って学習を進めます。また自分で選んだテーマについて多方面からの研究を試みる「9年生チャレンジ」では学びの姿勢を磨く機会です。9年生修了時には正式な卒業式を行ないます。
宿題
宿題は中等部の教育プログラム全体に欠くことのできない一部として位置づけられています。宿題に費やす時間は生徒によって異なりますが、一般的には6~7年生では一日およそ90分、8~9年生では3時間を超えない範囲です。
エクスプロラトリ(選択科目)と課外活動

エクスプロラトリは1周期(10日間)に1時間ずつ4回開かれ、中等部の学校経験に大変重要な意味を持たせています。エクスプロラトリでは実地に体験する学習手法である「ハンズ・オン」が中心です。コースには教職員が指導する器楽アンサンブル、スペイン語、各国料理、ドラマ、デジタル・フォトグラフィー、サーカス、第二外国語学習、DVDを用いた映画作り、書道、アフリカンドラムなどがあり、 生徒には、学究的な題材からやや離れて、自らの興味ある分野を発見、発達発展させる機会としています。エクスプロレトリの時間を履修教科の補習に充てることもあります。
課外学習と校外学習旅行
生徒には宿泊設備と野外学習施設を備えた群馬県鹿角にある西町の校外施設を訪れる機会が多く設けられています。鹿角では、文化学習、自己学習、社会学習に多くの題材を見つけることができますが、以下の項目はその中でも代表的な学習内容です。
・5年生になってから初めて行う田植え、そして稲刈りまでの稲作の全行程の体験
・姉妹校である黒保根中学校との協同作業
・中等部における学習経験を強化するさまざまな野外教育とチーム・ビルディング活動への参加

富士登山、千葉でのサイクリングなどの校外活動の機会は定期的に設けられ、カリキュラムを補完する目的で京都,奈良,広島など,歴史的に重要な日本の各地も訪れます。
毎年2月、中等部のすべての教師と生徒は体育教育の一貫として1週間のスキー合宿を経験します。生徒にはスキー技術を上達させる良い機会となる上に、共同生活を通して得られる生徒と教師との交流など、個人的にも社会的にも豊かな活動の成果をあげることができます。
教職員の指導のもとで行われるクラブおよび音楽活動は、通常のカリキュラムとは異なった興味を持たせたり、さまざまなスキルの発達の機会を与えます。クラブなどの活動には以下のようなものがあります。
・東京地区にある他のインターナショナルスクールと対校試合を行なうスポーツチーム
・学内で、また他校が集まるフェスティバルで演奏する音楽アンサンブル
・コミュニティ・サービス・プロジェクトへの参加

西町ではスポーツチームおよびアンサンブルに経験の度合いや有無に関わらず誰でも参加、出場、出演できる「ノー・カット」方針を採用しています。スポーツにはサッカー、バスケットボール、バレーボール、陸上、クロスカントリー、バドミントンがあり、アンサンブルにはバンドとコーラスがあります。アンサンブルは東京地区で行なう音楽フェスティバルにも参加します。 生徒はスクールカウンセラーの指導のもとで社交行事を計画し、中等部に関わる決定事項は生徒会 StuCo を通して発表します。
中等部における学びのアプローチ、アセスメントと報告
生徒は学習を進めるための有効な作戦をたてたり、広い分野におよぶアセスメントの訓練を日常的に受けていると言えます。教師はプレゼンテーション、クラス討論、グループ協同作業、個人ベースの作業、長期および短期プロジェクト、詳細に観察する単元などを組み合わせ、整った学習環境を提供します。すべての教室や授業でアップル・コンピュータを利用することができます。
情報とコミュニケーションのテクノロジーは21世紀における生徒の学習に大きな役割を果たしています。教師は授業を組み立てる際に、問題集、メディアセンター(資料一般と定期刊行物)インターネット、AV機器(カセット、ビデオ、DVD、CD-ROM)など、多様な情報源を教材として利用しています。保護者と生徒は西町の双方向性ポータル「スタディーウィズ」で課題の内容にアクセスすることができます。「スタディーウィズ」はまた、学校と家庭を結ぶ主要なコミュニケーション・ツールでもあります。生徒は自己の考えを自分のあり方に反映するように奨励されています。学期末には正式な期末試験の期間は設けていませんが、主要教科の担当教師は、単元の学習に適切なタイミングで適時テストを実施し、その結果は総合的に成績に反映されます。
卒業後の進路

西町中等部の生徒は、進学後の学校でも勉学ならびに社会的な変化に問題なく対処できるように十分に準備されています。進学先が国内のインターナショナル・ハイスクールでも、あるいは海外の学校でも、西町のプログラムを終了した生徒はたいへん立派に順応していると、どの学校からも嬉しい報告がなされています。
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